自尊感情が低い生徒に対して用いれるように、肯定的な言葉の一覧表を作りました。
生徒自身に自分のことを振り返らせたり、いつも「別に」などと答えてしまう生徒のために使ってみてください。
生徒自身が自分の意見や思いをまとめて、相手にわかりやすく伝えるための手助けになると思います。
もちろんこれ以外にも肯定的な言葉はたくさんあると思うので、あなた(教師側)でアレンジしてみてもいいでしょう。
うまく使えば、(肯定的な表現が望まれる)調査書や指導要録の所見欄にも使える言葉になっているハズです。年度末にでもご活用ください。
空欄も用意していますので、プリントアウトして書き込ませてもいいかも。
目次
内面や性格を表す肯定的な言葉
主に内面や性格を表す肯定的な言葉です。
性格は無意識の部分が多いし日本人は謙遜しやすいので、意識的に肯定的な言葉を使っていきたいですね。
たくましい | 明るい | 明朗快活な | 健康的な |
おおらかな | 朗らかな | 優しい | 思いやりのある |
寛大な | 清潔な | 心の広い | 責任感がある |
理解力のある | 頼りになる |
行動を表す肯定的な言葉
次に、行動面に関する肯定的な言葉です。
行き当たりばったりは「臨機応変に」、うるさいは「活発な」みたいに置き換えられるでしょう。
積極的な | 活発な | 社交的な | 行動力のある |
忠実に | 聞き上手な | 真面目に | 礼儀正しい |
臨機応変に | 柔軟に | あっさりとした | 決断力がある |
信用できる |
自分の意見や思いをまとめるために、必要なこと
生徒は、自分の意見を言うのが苦手です。
その原因の一つに、「自分に自信がないから。」というものがあります。
言葉を知らなかったり、どんな言葉に置き換えたらいいのかわからないことも多いですね。
大人も一緒かな。
日本人はついつい謙遜が過ぎて自分を卑下したり、不必要に自己評価を下げがちです。
自分の意見や思いを伝えようとすると、ネガティブな言葉が用いられることも多い。
そこで大事なことは、ポジティブな言葉に置き換えること。
これを応用すると、面接練習や多くの人の目に触れるような文章にも役立ちます。
生徒のみならず、大人の就職面接や転職も同じです。
参考
教師・教員からの転職を成功させるために必要な、職務経歴書の書き方
肯定的な文章を書くことが苦手だったり、不慣れな人は
キーワードをはじめにいくつか挙げて、それに関するエピソードを加える
ところから、やってみましょう。
先ほどの肯定的な言葉の一覧をそばにおきながら、エピソードに肉付けしていくときに意識的に肯定的な表現を取り入れる。
そうすれば、自然と前向きになれたり文章に明るさが出たりします。
調査書や指導要録なんかでは、生徒の評価を偽りなく前向きな表現を用いて記載しなくてはなりませんからね。
ぜひこの記事を参考に、前向きな表現に工夫を持たせて文章を作成してみてくださいね。
あわせて読みたい記事