「定時に帰るため工夫したポイント」や「定時に帰ることで勝ちとった、幸せと変化。」で書いているように、激務と言われる教師の現場で定時に帰るために様々な取り組みをしてきました。
そのうちの取り組みの一つに
というものがあります。
一人の時間を作るおかげで、随分と仕事が楽になりました。
本日は、教師のあなたが職場で一人の時間を持つためには?コレについて掘り下げていきます。
「働き方に悩める方へ」で紹介している本にも、詳しく載っています。
参考働き方に悩む教師に、おすすめの1冊
その他「定時に帰るために必要なテクニック」が知りたい方は、こちらをどうぞ
参考定時に帰るため工夫したポイント
参考定時に帰ることで勝ちとった、幸せと変化。
目次
意外とある?!職場で一人になれる場所
私(高校理科-物理)が実際に一人でこもっていた場所は
- 専門教科の職員室(物理準備室)
- 専門教科の部屋(物理室)
このどちらかが多かったです。
もし難しければ
- 少人数しか居てない部屋(専門教科の職員室など)
- 頻繁に利用されていない場所(資料室など)
- 分掌の部屋(進路指導室、生徒指導室、保健室など)
- 空き教室(理科室などの特別教室)
- 休憩室(給湯室、仮眠室←あるか?、更衣室など)
とりあえず思いつく限り書き出してみましたが、学校には「普段あまり人がいない場所」というのはいくつもあると思います。
黒板は必ず同じ向き?意外と知られていない、学校の「間取り」の話
ネットでは(利用目的がちょっと違ったけど)
- トイレ(個室)
- 非常階段
なんかも拝見しました。
どちらかというと精神衛生上で「エスケープの必要がある」ってときに「駆け込む」って感じかな。
「仕事ができる環境」じゃないと一人になる意味が変わってくるので、トイレとか非常階段だとちょっと違ってきちゃいますね。
せめて
- 電気が使える(パソコンやその他)
- 作業(業務)に没頭していても、変に思われない場所
- できれば、飲食可
こんな場所がいいですね。
車通勤の場合なら(ご自分の)「車内」って手もあるかもしれませんが、これはあまりオススメできません。理由はあとで触れます。
- あなたの学校で一人になれる場所を探しておく。
- オススメは、あなたの教科や分掌に関わる部屋か、使われていない特別教室。
- そこを利用する先生と親しくしておくってのも、割と大事。
なぜ、一人の時間が必要なの?
知っての通り、教師に限らず日本の(多くの)働き方は
と錯覚するように、仕事がどんどん舞い込んできます。
特に教師は「生徒保護者の対応」「来客対応」など、往々にして作業中に「横槍」が入るため作業が一旦ストップしやすいです。
ひとりの時間を作れば
- 仕事を振られない。
- 内線が飛んでこない。
- 自分のペースだけで仕事ができるようになる。
- シングルタスクで仕事をするようになるので、効率がアップ。
これらに期待ができます。
実際私はそうでした。
「一人で仕事ができる」という環境を作るので
- 書類作るなら、書類作成だけに没頭できる。
- 授業準備なら授業のことだけ、教科の事だけを考えられる。
- 他の人の目が気にならない。
これはかなりのメリットです。
一人の時間を取ることで発生するデメリット
では逆に、ひとりの時間を作って作業をすると「どんなデメリット」があったのか?
職員の呼び出し(校内放送)が恥ずかしい
まず
ってのがあるかな。
緊急性が高い場合「校内放送」で呼び出されます。
しかし、そう悲観することはありません。
緊急性が高いもの以外は呼ばれないので、ノイズが随分と減ります。
いかに、普段の仕事が(勝手に)舞い込んできているのかわかるし、横槍の業務が「1日の業務量を圧迫」しているのかわかりますよ。
参考教師の1日。問題点と改善点
サボっていると思われる。
つぎにサボっていると思われる。
私はデメリットに感じませんが、人によっては気にする人もいるでしょうね。
でも、仕事ができる人ほど(上手に)仕事をさぼっていると思いますよ。
参考成果をあげるためには、たった2割を集中すればよい?すべてを頑張ってしまうあなたに読んでほしい1冊
だって、時間は有限なんですもの。すべてを満遍なく全力でやる!なんて、綺麗事です。
生徒には「なんでも全力でやれ!」って言ってしまいがちですけどね。
中にはマルチタスクができる人も(人類の5%くらい?)いるでしょうが
です。
となるのがオチです。
ひとりの時間を確保して、仕事(作業)を効率よくこなしてきたからでしょうか?
いつも通りにやっている(と思うのに)、いつもより仕事が早く片付きます。
だからサボってばっかと思われるよりも、むしろ「仕事ができる人」という印象をもってもらうことが多かったかな。
と(影で)言われるかもしれませんが、そんな人ほどあなたの事を「仕事ができる人」って思うハズです。
ただし(通勤車両の)車の中で「ひとりの時間」を確保するのは避けた方が良いでしょう。
プライベート感が強すぎて「休憩時間」の誤解を受けてしまいます。
逆に本当に休憩したい場合は、効果的かもしれません。
結論、一人になる時間を勤務時間中に増やそう
と言われても、大体のひとは
と言って、実行に移しません。
だから一人になれる場所が埋まるってことはありません。
私からすると有難いことです。
多くの先生は
- 横槍をうけながら、自分のすべき仕事を後回しにして
- すべてが終わる時間(=20時前後?)から「本当の自分の勤務時間だ!」と思って
日々の業務に当たっています。
この考えが教師の「長時間勤務」にも繋がっていきます。
参考教師の勤務時間問題。長時間勤務は必然?残業で成り立っている現状
大事なのは
そうすると、作業効率が驚くほどアップします。
そのために私は
これを最優先に考えて、行動してきました。
中には心配性の先生もいて
って思う人もいるでしょう。
大丈夫。
本当に緊急性が高いやつは校内放送で呼び出されるし、ほとんんどの場合「メモ」を置かれておしまいです。
あとで職員室に戻って
- 情報を精査する時間
- 折り返しの対応をするためだけの時間
この時間を作ればいいだけですから。
これがシングルタスクになっていることは、言わずもがなですね。
決められた場所に「ジッと」いて、万が一に備えて仕事をしなくてはいけないって
- あなたは電話番か何かですか?
- その学校で働いている先生は、あなた以外いませんか?
担任不在なら、副担任に連絡がいきます。もしくは学年主任や主幹教員にいきます。
そもそも「授業中」とかであればそんな連絡取れないでしょう。
生徒のことを最優先するあまり
私は「ひとりの時間」を確保することで、効率が劇的に改善されました。
って思っている人ほど、実践してみる価値はあると思います。