教員採用試験

いよいよ、教員採用試験シーズン本番!直前に抑えておきたい合格するための2つのポイント。

期待

いよいよ、教師を目指していく方は、採用試験が始まりますね。

本日はその中から直前にはこれをおさえとけ!という、現場からの意見や自らの経験を基に2つのアドバイスをしたいと思います。

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教員採用試験

教員採用試験に絶対受かりたい!という人に教諭経験者の私から11のアドバイスでも話していますが、何よりもまず、教員採用試験ではペーパーテストの点数がモノを言います

  • 教職教養
  • 専門教科

どちらも大事ではありますが、教職教養は免除されている方もいるやろうし、教職教養はぶっちゃけ

足切りの点数以上を取れれば問題はありません。

 

裏を取った情報(教育委員会等に問い合わせ、確認していないという意味)ではありませんが、自身の経験と教師時代の同僚たちの意見を聞くと

40点

ボーダーだと思います。

  • 一問4点なら10問
  • 一問2点なら20問

いずれにしても、だいたい2つに1つがあっていればよく、教職教養の試験はマークシートや選択問題がほとんどなので、直前ともなればそこまで力を入れなくてもいいです。

 

教員採用試験をパスできるかどうかの問題は、専門教科です。

教職教養と違って、専門教科は、合否に直結します。

こちらにパワーをつぎ込んで、直前の教員採用の試験対策をしてください

 

とはいえ、直前に闇雲に手をつけ出すと

不安が増す

ばかりで、いいことは一切無いので

間違えた問題、特に

2.3回解いたら解けた問題

を見直してください。

 

1度見て解けた問題はパス。わからない問題もパス。

初見で解けた問題は見直さなくていいです。

なぜならその問題(問われている本質的な内容)は、あなたにとってすでに問題とはなっていないので、当日お腹が痛くなるとか、時間が足らなくなるとか、そう言ったアクシデントが無い限り必ず解けるからです。

 

直前ともなれば時間が惜しいので取捨選択しましょう。

 

解けた問題をみて、自分に自信をつけたいのかもしれませんが

初見で解けた問題を見直して、得られる自信など、たかが知れています。

 

反対に、何度やっても解けない問題もあるでしょう。

根本的に本質を理解していない

という事に尽きますが、こんな問題も捨ててください

 

もっと時間があるときに時間をかけて取り組むべきものです。

 

採用試験に合格するための点数=75点を取るために必要なことは

教員採用採用試験をパスするために必要なのは

試験会場の前後の人よりも1点でも多く取る

という事につきます。

 

これは文字通りで、だいたいどの校種、どの自治体の採用試験でも

一次試験の倍率は2から4倍

です。

 

イメージとして自分が倒すべき相手の数は

せいぜい2〜3人

です。

 

教員採用試験は、司法試験などとちがい、絶対的な点数による合格ではありません

相対的に、上位に入れば合格できます。

ということは

100点や90点を取らなくても採用試験はパスできる

わけです。

 

もちろんそのような点数を取れれば何も問題はありませんが、合否ラインに関わってくるであろう点数は

およそ65点から75点

の方です。

 

この数字は、自身の合格した時の点数や、職場の同僚から聞いたものを参考に、私が考察したものなので

教員採用対策をしている学習塾などのセミナー

を受けている方は、そちらで出されたボーダーを、意識した方がいいと思います。

 

あながちそんなにずれているとも思いませんが、都道府県によって、校種によっては、増減があって然りですからね。

 

いずれにせよ、ペーパーテスト(専門教科)で取るべき点数の目標としては75点です。

4問に1問は間違えても問題ない

のです。

 

何度やっても間違えるような

  • 複雑な理論が絡む問題
  • 難易度の高い問題

は、4問に1問も出ません。

まぁ多くても、4問に1問程度でしょう。

 

そこに時間をかけるよりも、75点を取るために必要なのは

2.3回解いたら解けた問題を、本番で確実に解けるようにする

と言うことです。

 

ここをミスるから、当日点数が足らなくなり、結果として前と後ろの受験生よりも点数が落ちてしまい、落ちてしまいます。

 

教員採用試験問題において、2.3回解いてみて解けたという問題は、あなたの得点源となる(武器となる)問題です。

私もそうでしたが

2.3回やれば解った問題って、今では

うっすらと答えまでの道筋が出来上がっているハズです。

 

言い換えれば

  • つまづいたポイントが分かっている
  • ひっかけ問題の、とこがひっかけなのか分かっている

ということですよね?

 

ここを中心に見直してください。復習してください。

 

初見で解いたときには、その問題につまずいたわけですから、教員採用試験当日にもつまずく可能性はかなり高いです。

しかし、その問題は解ける問題です。

 

落ちる人は

同じ問題が出たときに同じように間違う人

です。

 

ぜひ、直前の今ペーパーテスト対策をするなら

2.3回解いたら解けた問題を見直す、復習する

事に特化してください。

 

面接対策としては白書系を見ておく事

直前ともなれば闇雲に机に向かって勉強するというのも疲れてしまうものです。

 

そこでオススメが

文部科学白書や自治体の教育委員会の広報(教育長挨拶)

を読んでおいてください。

 

ダイレクトでその内容が問われることは無いですが、根底として(教師の資質をもっているかどうかを判断される内容として)

「こいつ知ってるな、分かっているな」

と面接官や試験官にアピールすることができます。

 

ただし、読んだ内容をそのままは伝えないでください。

なぜなら、そう言った読み物系(広報)は読まれていることを前提としているからです。

 

読んでいない人は論外ですが、単に読んだだけをアピールしたところで

「読んだだけなのね」

となり、あなたのプラスにははたらかないからです。

 

オススメは

あなたの主張を補完する目的で利用する

ということです。

 

少し具体的に話しましょう。

 

例えば、あなたの答えが

「生徒の自主性が大事だと思います。」

だったとします。

 

この「生徒の自主性」の部分が、文科白書やその自治体が抱えている問題点を直接反映していたらどうですか?

「規範意識を向上するためにも、生徒の自主性が大事だと考えます。具体的な方法としては~」

のような感じです。

 

規範意識の低さは、割とどの自治体でも抱えている教育的課題の一つです。

 

こんな感じで、自分の意見に厚みを増したり説得力を出せたりするので、読んでおしまいの文部科学省白書や、自治体の教育委員会の広報なんかは読んでおきましょう。

 

ただし、文部科学省白書はボリュームがありすぎるので、読みたいところをピックアップして読んだ方がいいです。

 

最後に

本日のポイントは

  • テストでは、前後2人より高い点数を取るため(75点を取るため)、専門教科の対策は2,3度やって解けた問題を見直す。
  • 文部科学省白書や教育長挨拶など、自分の答えに厚みが増すような読み物を読んでおく

以上2点が、本番直前の、おすすめ対策です。

 

気温も暑く、体力的にも精神的にも消耗してしまいますが、最後のもうひと踏ん張り、頑張ってくださいね。

 

 

 

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