反面教師

「あえて言おう、カスであると!」私が出会った同僚の教師

 

反面教師

反面教師。

 

中国共産党中央委員会主席の毛沢東により発案された言葉とされ、現在ではもともとの使われ方とは、少しばかりかわってきているように思いますが、本質的な意味としては

悪い見本で、それを見ると「そうなってはいけない」と教えられる人や事例のこと

これを反面教師といいます。

 

私が出会った教師の同僚で、まさに「反面教師」と呼ぶにふさわしい教師がいました。

 

控えめに言っても、教師不適格者である佐藤さん

暗闇に一人

本日の反面教師の主役、仮に「佐藤さん」とでもしておきます。

全国の佐藤さん、すみません。

佐藤さんは、私が教師をしていたころに出会った同僚の一人で

なぜ教師が出来ているのか?

と疑うほどの言動ばかりでした。

 

職員室では、どんな些細なことでも

  • 気にくわない
  • イラッとする

ことがあれば、机やイスをバンバン叩く目線は常に合わない。授業をさせれば、生徒と衝突ばかりです。

生徒がちょっとでもうるさかったり、話し始めたりすると、生徒に対して

女性普通顔
佐藤さん

お前なめとんのか

 

女性普通顔
佐藤さん

お前ら黙れ!

 

罵詈雑言を浴びせる始末

自分の権利ばかりを主張する割に、義務は果たしません。

授業がないときは、何時間でも職員室で寝ています

ガチで深い睡眠ですからね(笑)
そして起こせば機嫌が悪い。
流川楓か(笑)

物理教師の私から言わせれば、スラムダンクの桜木花道は超エリートだったと思う。 

 

暇を持て余せば、校外(ちょっと近くのコンビニ)までお散歩。

無断遅刻、無断欠勤も当然あります(もちろん事後報告)。

あ、ちなみに女性です。(シルエットでわかってたかな?)

 

「教師はこうあるべきだ!」という明確な答えはないのかもしれませんが、少なくとも彼女のような人は「教師にふさわしくない」。すなわち

教師不適格者

であるように思います。

 

畏怖の念すら抱いてしまう

佐藤さんは、完全にコミュ障です。

私は医者じゃないので診断・断言はできませんが

「話すときに目線が常に合わない」ということだけでも、私からすると「コミュ障」と断言してもいいのですが、ほかにもそう断言する理由がまだまだあります。

 

例えば、校務(学校全体の仕事、その人がしなくても誰かが行える仕事)を頼む時に

佐藤さん、〇〇しといてくれる?

とお願いすれば、佐藤さんは

女性普通顔
佐藤さん

○▼□※☆…
私、そんなこと聞いてませんッ!!

 

と、怒鳴るようなコミュニケーションの取り方。

怒鳴る以外は、何しゃべっているかわからないくらいの声のボリュームです。

百歩譲って、聞いていなかったとしても、自身に関わる仕事(分掌業務)なら、やりますよね?

それを一言「聞いていません!」で終わらせる。

ちなみに佐藤さんは私の7つ下です。
尊敬できる(出来ない)は別にして、目上の人に対する言葉づかいではないはずです。 

教師は、なべぶたのようにヒラは横一列で扱われる現場なので、上も下も無いのかもしれません。

しかし、目上の人にそんな感じで話すのは、教師以前に人としてどうかと思ってしまいます。

 

私は経験ありませんでしたが、私よりさらに5つ上の先輩教師に向かって

女性普通顔
佐藤さん

うるさいな!

 

と暴言を吐いていたこともあります。

 

マジでヤバイ。ヤバイを通り越して、畏怖の念すら抱きました。

 

彼女は完全にコミュ障だった。

お気を悪くされる方がいらっしゃるかもしれませんから、念の為ちゃんと「コミュニケーション障害」について、説明しておきます。

コミュニケーション障害とは

この“コミュ障”の特徴としては、重度の人見知りで人とまともに話すことができない、緊張して異性と話すことをむずかしいと感じる、同じ言葉を連呼する、どもってしまう、他人に興味がなく自分の意見を押しつけてしまう、などの傾向にある人のことを指すことが多いようです。

しかし医学的な観点から見たコミュニケーション障害は、この“コミュ障”とは少し異なります。

(略)

コミュニケーション症群/コミュニケーション障害群とはことばを扱って他者とコミュニケーションをとることに困難が生じる疾患群です。具体的には、

言葉を相手に伝わるように発声することが困難である
すらすら、止まらずに話すことが困難である
他の人と円滑に会話することが困難である
相手の話していることを上手くくみ取ることが困難である
正しい言葉の使い方をすることが困難である

といった症状が挙げられます。

引用 コミュニケーション障害とは?俗称と医学的定義の違いは?症状の種類や原因、治療方法まとめ-LITALICO発達ナビ

俗称と医学的定義とはちょっと違うようですが、総じてコミュニケーションが円滑にいかないというものでしょう。

 

別に「コミュ障」のかたを貶(おとし)めたいわけではなく

  • 言葉を操り
  • コミュニケーションをはかることが、仕事上の大きな役割

そんな仕事である「教師」という職業において、「こりゃ、あかんよね?」という言動の連発の彼女は、「コミュ障」だろうと思います。

だって

言葉を相手に伝わるように発声することが困難である
参考聞き取れないほどボソボソ声or急に怒鳴り散らす。

他の人と円滑に会話することが困難である
参考スムーズに話せている人を見たことがない。

相手の話していることを上手くくみ取ることが困難である
参考いや、不可能。

正しい言葉の使い方をすることが困難である
参考上に同じ。

ですからね。

 

まぁ、ひょっとすると万が一彼女なりに悩んでいたり不安に思っていたりしている部分もあったのかもしれませんが、少なくとも治療やカウンセリングを受けるなど

コミュ障を、治していこう(改善していこう)

という表れは、まったく感じませんでした。

 

教師は人権が守られすぎている、と実感

教師は、その適正や教師としての資質が欠如している、と判断されれば

  • 不適格教員として指導をうける
  • 期末勤勉手当の査定が下がる
  • 事務勤務に異動する

なんてことはありますが、辞めさせられることは絶対ありません

 

例えば佐藤さん(仮)のような教師が

  • 何か問題を起こしたとき。
  • 世間に対して、勤務態度等を含む「不都合な真実」が露呈したとき。
男性普通顔

これだから教師は、狂師なんだ

とかいう心無いコメントをいただくことになるんでしょうね。

 

その他大勢の先生は、心も体も家族もプライベートも犠牲にしてまで、働いているっていうのに。

…やるせない気持ちでいっぱいです。

 

使えない人を「バッサバッサ」切っていく、今の世の中の働き方に賛同するつもりは全くありません。

しかし、生徒にとっても、私たち同僚にとっても、ひいては学校にとっても

マイナスの存在でしかない佐藤さんを、「教師」として働かせる。

 

これを許しているのが、現状の教師の現場です。

 

ひょっとすると、私の知らないところで「たった一人」かもしれませんが、佐藤さんによってとある生徒が救われているかもしれない、という可能性だって(非常にわずかですが)あります。

教育委員会等の事情で、その教科を教えられる人が「彼女しかいない(深刻な教師数不足)」という背景もあるかもしれません。

 

それでも

  • 生徒・同僚・年上の人に対しての口のきき方
  • 職務放棄(無断外出、ガチ睡眠、無断遅刻など)

をしていいことにはなりません。

 

それなのに、彼女を辞めさせる理由がありません。

少なくとも、私が当時いたときの管理職たちは「腫れ物に触る」ように、彼女を扱っているだけでした。

本当に情けない管理職でした。
ガツンとも言えない。まぁまぁ、しか言えない。

行き過ぎていますが、教師は人権がものすごく守られている、と彼女を見て痛感しました。

 

彼女から学べることはなにか

そんな彼女なので、授業はしていましたが(ほぼ成立してないけど。)

他の仕事に関しては、一切仕事が回って来ませんでした。

ってか、回したいとも思えません。怖くて怖くて。

 

あ、「佐藤さん自体」が怖いわけじゃない、ってことはわかってくれますよね?

リスクが高すぎて怖い、ってことです。

 

何のリスクかって?もちろん、生徒や保護者とのトラブルですね。

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そんな、仕事が回ってこない佐藤さんは、結果として毎日、定時に帰っていました。

というか、暇なんでしょうね。

15時や16時くらいになると、3日に1日くらいのペースで早上がりすらしています。

 

その一方で、同年代の若手教師が

男性普通顔

20時からが仕事の本番!

女性普通顔

今日も22時、23時か…。

と、粉骨砕身、身を粉にしてまで働いているのに…。

参考定時に帰ることで勝ちとった、幸せと変化。

 

佐藤さんも問題ですが、残業代もつかないのに(半ば強制)労働させられている教師の現状も、問題ですね。

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いずれにせよ、彼女を見て痛感しました。

  • 「教師の仕事」は、仕事をこなしたら、こなした分の倍やってくる
  • とことんサボる人、とことん無能な人は、より負担が減らされていく職場。それが教師の現場なんだ

ってことです。

 

長時間勤務問題でも触れましたが、部活指導の在り方、教師の働き方、親の教育の在り方などと同様に

教育に対する抜本的な改革

が無いうちは、こういう先生の影響もあって、教師の仕事がしんどいと感じている人は、よりしんどくなるだけだなぁ、って学びました

要は「サボったもん勝ち」の状況だ、ということです。

 

最後に

まぁ佐藤さんみたいな例は行き過ぎだとしても、現状教師の仕事って

仕事をこなす人に(頼みやすい人、無理してくれる人など含む)仕事を振る傾向が強いです。

これに、「若さ」だけで仕事を任してくるポンコツな無能な管理職もたくさんいます。

だからこそ、自分で働き方をしっかりと考えなくてはいけません。

参考働き方に悩む教師に、おすすめの1冊

 

彼女になりたいとは思いませんし、絶対に「教師としてあるべき姿では無い」ので、うらやましくもありません。

「本来の教師として、あるべき姿では無い」という事だけは「間違いない」ハズ。

だからこそ彼女のようには、なりたくはないと思います。

 

しかし、彼女みたいな「クズ」の教師が、平然と給料をもらい、定時に帰れていることも、これまた事実です。

教師には、彼女のような「鈍感力」も必要なのかもしれません。

 

ついつい、教師って頑張りすぎる人が多いです。

彼女までいかなくても、「上手く手を抜く」というのは、大事なことです。

成果をあげるためには、たった2割を集中すればよい?では、うまく手を抜く方法を書いていますので、よろしければご覧ください。

 

今の教育現場が、いかに混沌としているとはいえ、彼女のような

「教師としてふさわしいと思えない人」は自然に淘汰されていくと思います。

 

しかし、あえていいます。

「カスであると」

私の過去の担任も「カス」と呼びたくなるような先生でした。

担任から言われて嫌だったこと。

 

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