あなたは、小中高の教員限定で利用できるSNSアプリがあることを、ご存知ですか?
その名もSENSEI NOTE(以下、センセイノート)。
この記事では、スマホアプリ「センセイノート」について、メリットやデメリット、ユーザーの声なんかをまとめています。
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目次
センセイノートとは、全国の同じ教員同士で情報共有ができるアプリである
センセイノートとは、株式会社LOUPEのCEO浅谷治希さんが2012年に製作した「小中高の先生同士が共通点を通じて繋がるサービス」です。
参考
センセイノートの利用は、小中高の教員であれば誰でも利用が可能です。
メールアドレスから登録、またFacebookと連携もできます。

センセイノートは会員制のSNSとなっており、全国にいる小学校・中学校・高校(養護教諭もOK)の教師だけが登録できるので、言うなれば
- オンラインの職員室
- 先生限定の知恵袋
- 学校種別・教科別のオンライン部会
って感じです。
またセンセイノートではSN校内新聞と題して、会員限定で読めるニュースなんかも配信されています。(公式Twitterもあります。↓)
勉強も部活も大事だけど、どちらかを選ばなくてはいけないことも時にはあるもの。テスト後すぐの試合のために顧問の先生はテスト前の部活動を許可してくれましたが、生徒さんの反応は意外なものでした。 https://t.co/gFT4aYNWJS
— SENSEI NOTE(センセイノート) (@senseinote) 2019年1月23日
ちなみに、センセイノートの利用料金は、執筆時点では無料です。
センセイノートのメリット
センセイノートを利用すると、どんなメリットがあるのか見ていきましょう。
苦手な分野の指導助言や教科書についての質問、生徒指導の助言などが気軽に聞ける
一番のメリットはこれです。
ということ。
例えば。
私は物理教師でしたが、時に化学や生物を教えなくてはいけないことがありました。
専門外については、いつもより余計に教材研究や授業準備に時間がかかってしまいます。
そんな時センセイノートを使えば、参考資料や実際にどのように授業を進めていけば良いのかなど、具体的なバドバイスがそこにあります。

手作りの資料や忙しい業務を効率よくこなすためのノウハウが、センセイノートには揃っているので、これはすごい助かります。
仮に、同じ教科の先生や何でも相談できる同僚が近くにいたとしても、何度も何度も尋ねるのは気が引けますよね?
その点センセイノートを使えば、自分の都合で資料の閲覧ができる(教材研究ができる)。
これは、ありがたいです。
参考
または、(ありがたいことなんですけど)1を聞いたら10で返ってくるのが「教員の性」というもの。
ついつい、話が長くなってしまうってことありますよね。
センセイノートを使えば、自分で必要なところだけ効率よく情報収集ができるので、それも嬉しいポイントです。
オンラインで知り合った教員だからこそ、できるアドバイスもある
同じ学校の同僚にはなかなか相談することができないようなデリケートな問題も、顔の見えない相手になら気楽に相談できることがあります。
生徒の個人情報につながるような内容は守秘義務の観点から避けるべきですが
- 自分で作った資料の添削をしてもらう
- 横のつながりが増え、違った角度からのアドバイスがもらえる
- 校種を超えてアドバイスがもらえるので、連携教育にも繋げられる
なんて使い方もできちゃいます。
センセイノートのデメリット
では反対に、センセイノートを利用するデメリットはどんなことがあるのか?
実名で利用するので、プライバシーが心配
一番はこれ。
個人名はもちろん、学校名を必要になるのでプライバシーについて懸念するのは当然です。
会員制のSNSだからと言っても、日本中の教員が見ることになります。
だからこそ。
不用意な発言や個人データが流出してしまうことは、避けなければなりません。
オンラインやネットの性質とも言えるでしょう。
手軽さは大変ありがたいですが、気安く利用しては危ない部分はあります。
全国で1万人ほどしかユーザーがいない。
平成30年度の統計によると、小中高の教員の数はおよそ100万人。
参考
一方で、センセイノートの利用者はおよそ1万人※。
※ホームページより
センセイノートの利用者は、教員全体の1%ほどしかいません。
センセイノートは、広く知られたサービスではない。
そういう意味で、幅広く色々な教員と繋がりたいだとか、様々な実践例を知りたいっていうのは、過度な期待はしないほうがいいかもしれません。
結論。センセイノートは、見聞を広めたい教員にオススメできるサービス
センセイノートについてまとめます。
- 全国にいる1万人以上の教員と、気軽に意見交換できる無料サービス
- 疑問や悩みを共有し、解決に向けて様々な角度からアドバイスがもらえる
- 特に初任者の頃など、わからないことだらけの時には心強いサービス
- 実名で利用するので、ハードルはそれなりに高い。
- 身近に信頼できる教員がいたり、すでに自分でインプットの手段を確立しているならば、改めて利用するほどでもない
結論として
というサービスです。
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