先日、YouTubeを見ていたら面白い視点で討論されているお二人がいらっしゃいました。
- 芝浦工業大学学長、山田純さん
- 実業家、西村博之(ひろゆき)さん
歯に衣着せぬ物言いでたびたび賛否が分かれることもあるひろゆきさんですけど、個人的には論理的な思考や論調は(私も理系だからか)好きな方です。
この記事では
- 今の理系大学生に求められていること
- 今の理系大学生について、経営者と実業家の視点から考える大事なこと
などについて、上記動画を参考に伝えていきたいと思います。
目次
理系大学生が持つべき、グローバル視点
上記動画では、1分56秒あたりからグローバル視点の大切さについて語っています。
こちらの内容をもとに要点を整理していきます。
- エンジニアならいずれ海外の人とはたらくことになる。
- 日本に住んだ事しかなければ、選択肢が狭くなる。
- 大学に行くなら、英語くらい喋れるようにならないといけない。
私も感じていますが、日本の大学(を卒業すること)は義務教育の延長線上にある感じます。
例えば、私は海外のクラウドワークス(Upworkなど)にも登録していますが、そこでは資格として「学位(または修士や博士など)」があるかどうかを聞かれるんです。
日本だと通った学校の一つとして、資格というよりラベリングやフィルタリングの要素が大きく、資格として聞かれたことはありません。
この辺りから、日本とグローバルとのギャップが存在しているように感じます。
きちんと大学の4年間で何を学び、何を身につけていくのか。
これからの時代ますます
という能力が必要になってくると思われるので、そのためにも学生のうちから早くグローバルな視点を持っておくことは、非常にメリットがあるでしょう。
理系大学生が持つべき、デジタルスキル
次に、6分41秒からは社会に求められる人材に必要なスキルとは何かについて、語られています。
動画の中で「社会人になるために必要になるスキル」として、以下の内容が上がっていました。
- 論理的に考えること
- ものじゃなく、サービスを作ること
- 情報スキルを持つこと
- 資料を英語で読めるようになること
芝浦工業大学が理系の大学なので比較的理系の内容ではありますが、実際に大事なことばかりです。
また、動画の中で個人的に面白い面白いなと思った観点がこちら。
- エンジニアには、必要以上にコミュニケーション能力は必要ない
- ジェネラリストを求める日本、スペシャリストを求める世界
- 一度は感電している
あと印象的だったのが、文系の人はシステムがわからない時「システム自体に文句を言う」ことが多いようです。
これも共感です。
職員会議とか話し合いとかでも管理職や立場が上の人が文系だと、主観てんこ盛りになって議論が進まない経験が何度もありましたから。
理系学生が持つべきグローバル視点とデジタルスキル|まとめ
動画の中でもお話しされていましたが、マネジメント能力とエンジニアの能力はまったくの別物。
しかし日本での多くの企業は、その両方を求められることが多いです。
日本はこれまで終身雇用、新卒一括採用をしてきました。
だからこそ、何でもそつなくこなせる人材の方が都合が良く、コミュニケーション能力も重視されてきたのでしょう。
さらにジェンダーギャップ指数が先進国の中でダントツ最下位の日本だからこそ、女性の理系学生が少ないのも納得なのかもしれません。
理系・文系に迷う高校生や中学生に向けて指導する際の引き出しの一つとして、大変勉強になる動画でした。
よろしければ一度ご覧ください。
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